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2017年10月20日

浄の右手と不浄の左手

インドでは右手は浄の手、左手は不浄の手とされています。インド人は右手と左手を普段の生活の中で使い分けています。インドのトイレには基本的に紙は備え付けられていないので、左手を使って水で汚れを洗い流します。ウォシュレットの原型ですね。

そんな左手なので、食事の時には必ず右手で食べます。握手するときも右手。子供の頭を撫ぜるのも右手です。これはインド人と接する時に気をつけなくてはならないことのひとつ。

これは伝統的な作法での南インドの夕食会。バナナの葉っぱの上によそわれた食べ物を右手でいただいています。





インドの食堂には必ず手洗い場があり、食事の前にはみなさんきちんと手を洗います。こうした衛生概念はアーユルヴェーダから。人口の多いインドで感染症が 拡がらないための知恵でしょう。
病院にも正しい手洗い法が絵で示されていました。日本ではO157で幼い命が奪われたニュースがありましたが、原因は皆が使ったトングとも言われているようです。道具を過信せず、食事の前には手洗いを徹底する!改めてインドから学ぶべきことかもしれませんね。




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Posted by 根間洋子 at 10:58 │インド